COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 現世は情報社会である。仕事の種類を問わず色々な情報が組み合わされて成り立っていると言っても過言ではない。従って、いい仕事を期待するなら、まず「いい情報」に接することに始まる。しかし、玉石混淆の情報が飛び交う現状で、何が「よく」て、何が「ガセ」なのかの選択によって仕事の成否を分けるとも言える。
 ▲そう考えると、情報の収集能力以上に、情報を解析する能力が必要となる。解析するスピードと、信憑性があるかを見極めるスクリーニング能力、加えて正確かつ的確に吟味する判断能力が求められる。情報は時々刻々変化する生き物でもあり、昨日正しくても今日は必ずしもそうであるとは限らない。何が原因で、どのように変化するか分からないのも情報だけに生き物と実感する。

 ▲今の政策が「適切かどうか」、あるいは「そうでない」の評価が世間を飛び交い、一定していない。同じように情報もトレンドに左右される性質があって、情報によっては「なぜ、この時期、こんな情報が?」「本当に信頼していいのか」と迷う。混迷の色濃いなかで、正否を判断するスピードとスクリーニングする能力、的確な判断能力が問われ、情報の価値を的確に見極めなければならない。

 ▲何の前触れもなく、「リーマン・ショック直前と似通っている」と統計図とともに提示された重要会議の席上、メンバーの数人が否定的見解を示した見識は、さすがである。情報の中身を吟味することなく、鵜呑みにする危うさを痛感する一例だ。情報はときとして期待効果を狙って流布される場合がある。情報を前に「一度、ツバを飲み込んで気を落ち着かせる」余裕を持ちたいものだ。

2016年7月22日 15:02

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