COLUMN COLLECTION | 連載コラム

経営コンサルタントの現場報告

物流専門のコンサルティングを手がける㈱シーエムオーの代表取締役・川﨑依邦氏が、
実際に体験した労務問題を報告。取り組み内容などを詳しく紹介します。

昭和24年、広島市で生まれる。早稲田大学卒業後、民間会社で人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。㈱日本経営から昭和63年に独立開業、平成2年法人設立。「物流経営研究会」を組織。物流業界でオンリーワンの経営コンサルタント会社を目指す。
シーエムオー 川﨑依邦 代表取締役
お問い合わせは http://www.cmo-co.com

経営再生物語(153)小集団活動の実践〈事例A〉


 〈表彰制度〉

 3か月を単位として、一つのテーマを徹底して追求していく。
 「うちの会社はしつこいね。いい加減にしてほしいよ。こんな当たり前のことを、どうしてしつこく迫ってくるのか」
 「君は当たり前のことができているのか。当たり前のことができていないからやるんだよ」
 A社では、3か月単位の表彰と1か年単位の年間表彰がある。表彰単位はグループである。職場ミーティングを中心とするグループでの小集団活動について評価する。評価ポイントは次の通り。
 ①職場ミーティングは週1回行い、議事録を作成しているか②メンバーの出席状況がどうか③事前準備は十分だったか④成果は上がっているか⑤メンバー間の助け合いはどうか――以上の5項目の評価ポイントを、まずグループリーダーが行い、査定会議に答申する。
 査定会議は社長、配車部長、グループリーダーで構成されている。3か月に1回の査定会議は白熱する。グループリーダーはデータを示して自らのグループの成果をアピールするからだ。最終判断は社長がする。3か月に1回、最優秀グループには5万円、優秀グループには3万円が渡される。年間最優秀のグループは10万円である。
 小集団グループに編成されるドライバーは、入社1年以上を条件としている。1年未満のものは会社の責任において教育し、1年経過してから小集団に加えていく。表彰制度が小集団活動の活性化を支えている。「よし今度こそ、おれたちのグループがもらうぞ」と励みになっている。

2017年4月28日 11:51

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