COLUMN COLLECTION | 連載コラム

経営コンサルタントの現場報告

物流専門のコンサルティングを手がける㈱シーエムオーの代表取締役・川﨑依邦氏が、
実際に体験した労務問題を報告。取り組み内容などを詳しく紹介します。

昭和24年、広島市で生まれる。早稲田大学卒業後、民間会社で人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。㈱日本経営から昭和63年に独立開業、平成2年法人設立。「物流経営研究会」を組織。物流業界でオンリーワンの経営コンサルタント会社を目指す。
シーエムオー 川﨑依邦 代表取締役
お問い合わせは http://www.cmo-co.com

経営再生物語(159)無事故運動マナーチェックリスト〈事例A〉

〈マナーチェックリストと賞罰制度〉

第1回の職場ミーティングには、10人ほどが出席した。乗務員の50%が出席である。
かい  「無事故を達成するためには、どこに問題点がありますか」

 導入部として、一人ひとりの問題意識を問い正した。

 「事故をするのは、いつも決まっている。その男を何とかして下さい」

 こうした意見が続出した。「個人の責任を責めるのではなく、職場全体としてとらえましょう」と説得した。

 そこで、第1回の職場ミーティングでは、「無事故運動」として取り組むことを決定した。3班のグループ編成をする。班長を決める。班長の役割は、班ミーティングの実施である。「無事故運動」の第1段階として、マナーの徹底を掲げた。マナーチェックリストを作成して、自己チェックを行い、その内容を班ミーティングで確認することとした。マナーチェックリストの内容は、次の通りである。

① 荷主訪問時、明るく笑顔で応対しているか(毎度お世話になっております。○○社です)
② 荷主の立場での「言葉遣いと行動」ができているか
③ 電話をかけたとき、簡単なあいさつと社名を言えるか
④ 荷主、荷受人の構内での作業待ちの時は、エンジンを切っているか(アイドリング禁止)
⑤ 運転室内でハンドルの上に足を上げていないか
⑥ 決められた服装をしているか
⑦ 車両の美化を心掛けているか
⑧ 積み荷に愛着を持っているか
⑨ 配車指示、業務指示に対し、協力的であるか
⑩ 省エネ運転、適性スピード運転に心掛けているか
 この10項目のマナーチェックリストを活用する。良い、普通、ダメを○、△、×で評価し、各項目をチェック、話し合っていく。班ミーティングでは、10項目の中の3つのを月間重点目標として取り組むこととしている。乗務員の休憩室に、各班の月間重点目標を張り出す。マナーチェックリストの結果も張り出す。

      (つづく)

2017年6月30日 15:57

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