COLUMN COLLECTION | 連載コラム

経営コンサルタントの現場報告

物流専門のコンサルティングを手がける㈱シーエムオーの代表取締役・川﨑依邦氏が、
実際に体験した労務問題を報告。取り組み内容などを詳しく紹介します。

昭和24年、広島市で生まれる。早稲田大学卒業後、民間会社で人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。㈱日本経営から昭和63年に独立開業、平成2年法人設立。「物流経営研究会」を組織。物流業界でオンリーワンの経営コンサルタント会社を目指す。
シーエムオー 川﨑依邦 代表取締役
お問い合わせは http://www.cmo-co.com

経営再生物語(160)無事故運動 マナーリストと賞罰制度〈事例A〉

「無事故運動」の第2段階は、賞罰制度の確立である。賞罰制度は、次の通りである。

① 対象は班単位とする。

② ペナルティは班員ごとに集計し、点数制とする。

 ペナルティの内容と点数は、下記の通り。

 普通事故―1~10点

 重大事故―10~30点

 (重大事故、普通事故のペナルティ点数は、班ミーティング会議で決定する)

 班員のペナルティ点数が30点に達した時は、その班員は車の乗務を一定期間停止する(期間についても、班ミーティング会議で決定する)

③ 各班ごとにペナルティの点数が1番低い班に優秀班賞を授与する。

 表彰金額を10万円とし、期間は6か月とする。個人については期間1か年とし、無事故者を表彰する。無事故賞は1人5万円とする。

 賞罰制度の確立に当たっては、班長会議で討議して決定していった。

 A班長「表彰していくのはいいけれど、ペナルティはきついよ。だれも事故を起こしたくて起こしているわけではないから、ペナルティはやめよう」

 B班長「でも、ペナルティがないと、効き目がない。われわれの事故は、一歩間違えると、人命にかかわる。ペナルティは必要だよ」

 C班長「褒めて叱って人は育つ。褒めることが表彰、叱ることがペナルティ。賞罰制度は必要だ」

 各班長とトコトン話し合っていく中で、賞罰制度を確立していった。職場小集団活動として「無事故運動」は展開されていった。

    (つづく)

2017年7月 6日 14:43

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