COLUMN COLLECTION | 連載コラム

経営コンサルタントの現場報告

物流専門のコンサルティングを手がける㈱シーエムオーの代表取締役・川﨑依邦氏が、
実際に体験した労務問題を報告。取り組み内容などを詳しく紹介します。

昭和24年、広島市で生まれる。早稲田大学卒業後、民間会社で人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。㈱日本経営から昭和63年に独立開業、平成2年法人設立。「物流経営研究会」を組織。物流業界でオンリーワンの経営コンサルタント会社を目指す。
シーエムオー 川﨑依邦 代表取締役
お問い合わせは http://www.cmo-co.com

経営再生物語(161)無事故運動〈事例A〉

〈成果を生かし続けよう〉

 6か月経過して、小集団活動発表会の日がやってきた。場所は社長の自宅、日曜日。メーン荷主の物流担当者も来てくれた。成果は上々であった。

 「これからも粘り強く続けてください。イタチごっこに耐えていくことです。イタチごっことは『同じことを繰り返して、らちのないこと』の意味です。粘りと根気です」

 物流業の社会的使命として、無事故の実現がある。そのためには、乗務員教育の実践がポイントである。

 A社では、第2期の職場小集団として、乗務員研修会を行うことにした。内容は、次の通り、ケーススタディである。

① 初心者が起こしやすい事故

② 慣れからくる事故

③ 過信から発生する事故

④ 省エネ運転のポイント

⑤ スピードを出さない運転

 この5つのテーマに対して危険予知訓練を行い、事故のケーススタディを行っていった。講師は原則として各班長とし、ディスカッションを取り入れて進行していった。

 A班長「自分が講師ということになると、勉強もします。これがいいですね。実際に、ほかの班にも負けたくないし、自然と力が入ってきますよ」

 B班長「一生懸命やれば表彰、ということで、乗務員研修会への参加もイヤイヤではなく、進んで出席するようになりました」

 C班長「事故のケーススタディや危険予知訓練は、いい勉強になりました」

2017年7月 6日 15:52

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