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重大処分の可能性も 教育と管理に悩む経営者

【行政処分】
2010年5月31日 10:58
 出先での飲酒行為と同様に近年、経営者を悩ませる一つに「ドライバーの教育と管理」がある。「無理な運行スケジュールであるのは百も承知」というケースが少なくない実運送の現場では、事故をはじめ、行政処分も視野に入れたリスク対策が喫緊の課題になっている。ただ、こうした経営側の腐心とは裏腹に、一部のドライバーによる身勝手な振る舞いが、会社の経営自体を揺るがす例もある。会社とドライバーの間で今後、これまでなら考えることもなかった新しいルール作りの必要性も生じているようだ。

 先に、ある運送会社のドライバーが「過労運転」で死亡事故を起こしたが、その後の捜査で所属運送会社に時間オーバーなど過労の実態は出なかったという。逆に浮かび上がったのはドライバーの「過労生活」。土・日曜日が休日だったドライバーは1年以上前から、休みの日に他社のドライバーとして日給6300円でコンビニ配送に従事していた。

 まだ子供は小さく、勤め先からもらう30万円の給料と奥さんのパート収入を合わせれば、傍目には生活に困るレベルではないように映るが、趣味のパチンコで借金を抱えていた。ただ、こうした個人的な理由が原因で起きた事故でも、一般には「運送会社のドライバーが過労運転で死亡事故」と大きく報じられてしまう。