COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」という格言がある。羮とは熱い煮物のこと、膾は魚を薄く切って酢にひたしたものだ。自信のない人は膾を羮と思って、吹いてさまして食べようとする。虚像に脅え自らを守るため、犠牲を払ってでも擦り寄ってお世辞を使う。格言は一面で、自信のない人を言い得ている。

2010年10月29日 19:46

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 ビジネス社会の1日は多忙を極める。次々と新しい問題が発生する傍ら、日常的に固定した仕事もこなしていかなければならない。成功もあれば失敗もある。失敗にも、忘れて構わない失敗もあれば、それを教訓として次に生かす必要のある失敗もある。忘れてよい失敗に固執する余り、日常の仕事に支障を来しては本末転倒だ。

2010年10月21日 13:41

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 英国の風景画家として有名なターナー(1755〜1851年)の代表作に『夕焼け』と題する絵がある。この作品を前に、ある天文学の先生が「私は、こんな夕焼け風景を見たことがない。天文学者として断言するが、こんな夕焼けは絶対にあり得ない。この絵は自然を描いていない」と言って、彼の作品を酷評した。

2010年10月14日 17:00

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 「人は失敗する動物」と評するのは精神科医の斎藤茂太さんだ。他の動物と違うのは、失敗したマイナス体験から多くのプラスを学習し、次の一歩につなげていく知恵が働くことだ。失敗すれば誰でも叱られる。失敗に加えて叱られるという、二つのマイナスの中で、それをどう乗り越えるかが次のステップへの課題となる。

2010年10月 7日 13:59

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