COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 『孫子』の兵法書に「不可勝者、守也」とある。勝てないと思ったときは守りに徹しよ...との意味だ。剣法柳生流の柳生宗矩は『兵法家伝書』に「敵をきるにはあらず。卒尓(そつじ)にしかけずして、手前をかまへて、敵にきられぬやうにすべし」と書いている。敵を斬るより自分が斬られないのを重視しなさい、というのだ。

2011年4月28日 17:49

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 茶道の教えに『利休七則』というのがある。その中の一つに「降らぬとも雨用意」と教えている。雨が降っていなくても、また降りそうでなくても、降ったときのために傘を用意しておくこと、というのだ。広く人生を生き抜くなかで、思いがけないことが起こっても、それに対応できるように準備しておく重要性を説いている。

2011年4月22日 18:59

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 他愛もない話題で笑いこけて楽しい時間を過ごせる友はいるが、イザというときにひと肌ぬいでくれる真の友人が少なくなった。現代社会では心の通い合う人間関係を築くことが難しく、その結果が「孤族」を生んでいる。そんな孤独感が高じて、心の病に呻吟する人をつくり出し、その傾向は年齢を超えて広がっている。

2011年4月15日 14:20

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 仕事を始めるのに、ためらいは要らない。やろうと決めたなら、すぐに始めることだ。これは簡単のようだが、なかなか実行できない。自分なりに理由付けして先送りしたり後回しにする。仕事の進め方が人より劣っていて着手が遅れるのなら改善の余地があるが、仕事のスタートが遅れるのは決断力の欠如でしかない。

2011年4月 7日 17:41

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 何事も成功させようと思えば熟慮と断行が必要である。かつて米沢藩政の改革に取り組んで成功し、その活躍ぶりが今に語られるのが上杉鷹山の偉業だ。その彼がモットーとしたのが「為せば成る/為さねば成らぬ/何事も/成らぬは人の為さぬなりけり」という和歌だった。熟慮断行の精神が貫かれていることがうかがわれる。

2011年4月 7日 13:40

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