COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 いま働く人々に求められる人間像は、バイタリティーのある人ではなかろうか。知識とか才能、教養も大事かも知れないが、バイタリティーに裏打ちされてこそ、本来のパワーを発揮できることになろう。では一体、バイタリティーとは何か。ひとくちに言えば「強靱な精神力」である。強い精神力がなければデクの棒だ。

2011年10月28日 20:21

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 「悪貨は良貨を駆逐する」という。これは有名な『グレシャムの法則』である。品質の悪い貨幣が出回ると品質の良い貨幣は市場から姿を消すといわれる。経済を論じる際に引用されるが、このグレシャムとは、イギリスの貿易商で、財務に精通した人物。エリザベス1世に仕えて、女王に進言した手紙に記された言葉がこれだ。

2011年10月21日 12:01

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 農業に携わる人々の間で、古くから言い伝えられている教えに「上農は草を見ずして草を刈り、中農は草を見てから草を刈る。下農は草を見ても草を刈らず」がある。水田の草刈りは真夏の作業。真の農業者は雑草が育つ前に摘み取り、普通の人は雑草が大きくなって慌てて摘むという。稲に栄養分が回らないのを防ぐためだ。

2011年10月14日 13:53

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 明治から大正時代に活躍した禅僧の一人に釈宗演がいる。彼は弟子に「機に臨んで譲ることなく、事に当たって再び思う」と教え、その実践を促している。意味は「大事な時は逃げることなく、今一度、思慮深くして事に当たりなさい」だ。与えられた使命は誰に振り替えることなく、自らが真正面からぶつかりなさいという。

2011年10月 7日 11:26

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