COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 「危険と責任感は、名将の判断力を活発にするが、凡将の判断力をだめにする」(クラウゼウィッツの『戦争論』)という。いかにも軍人らしい表現だが、自分の率いる集団が危険にさらされた時、あるいは自分に重大な責任が負わされた時、だめにする判断力は判断力とはいえず、真の判断力は危機的な場面にこそ生かされる。

2012年4月27日 10:32

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 「およそ世に障害のない仕事はない。障害が大きければ大きいほど、その仕事は大きい」。イギリスの政治家マクドナルドの言葉だ。労働党の党首として活躍した人物。彼の言う通り、未知なる大仕事に取り組もうとする時、誰だって不安を感じる。だが不安先行では仕事は発動しない。不安を解消して早くスタートさせたい。

2012年4月20日 10:17

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 社会人として評価される基準の一つに、信用や信頼という意味の「信」がある。「嘘をつかない」「約束は必ず守る」など、信を実行するにはまず、発言には慎重でなければならない。指示があって「どこまで自分にはできるか」を考え、確信し納得できたときに返事する。言行一致を貫かねば評価は揺らいでくる。

2012年4月13日 10:06

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 真実を言い、また真実を聞くことの難しさを鋭い皮肉で戯画化した童話『裸の王様』という名作がある。この作品が世に出る以前、そして出てからも、人間の弱点は変わらないものらしく、何かにつけて「裸の王様」という表現が新聞や雑誌の紙面に使われている。それだけ裸の王様的な人が多いことを示唆しているのだ。

2012年4月 6日 11:50

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