COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 教壇に立って約30年、校長職の資格は得たが、児童と触れ合う時間が少なくなると言って、最後まで教壇に立つのを望み、一介の小学校教諭を全うした先生がいる。その先生が教壇に立つうえで自らに課した言葉は「教えることで学ぶ」であった。教壇に立って教える中で、これまで児童から多くを学んだと回顧する。

2014年3月27日 13:26

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 栴檀(せんだん)とは香木の一つ。まだ芽が出たばかりの双葉の頃から強い香りを漂わせるとして、古代から広く珍重されてきた。それに倣って「人間でも優れた人は幼い頃から、どこか違う才能を発揮し、成長するに伴って持てる才能に磨きがかかる」という譬えとして「栴檀は双葉より芳し」という言葉がある。

2014年3月20日 11:06

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 ドイツの文豪ゲーテは「努力するから人生は楽しい」(作品『ファウスト』)と言う。人々は生まれて死ぬまで様々な試行錯誤を経験し、迷いと悩みの中で答えを求めて生き抜く。それによって認識を深め、希望を見いだしてきたとも言える。迷いもなく悟りきったような人は、人生の深奥を味わったとは言えない。

2014年3月13日 20:10

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 饅頭が1個ある。それに添えて一服の茶。心静かにゆっくりと嗜む。「ああ、おいしかった」と心から喜ぶ人もいる一方、「まあ、まずくはなかったけれど、もっとたくさん欲しい」「いや、もっとうまい饅頭があるはずだ」と、どこか不満を持つ人もいるだろう。さて、どちらが幸せか。にわかに判断しがたいところだ。

2014年3月 7日 11:23

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