COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 いつも同じ口調になって申し訳ないが、あえて申し上げれば「時間は全ての人に平等に与えられている」のだ。経済的格差や社会的立場の違いで時間の長短が異なることはない。そうであれば「時間の主人」になるか、それとも「時間の奴隷」になるかが問われてくる。当然だが「奴隷」より「主人」でありたいと願う。

2015年2月26日 15:22

つづきを読む

 自分自身の性格は、自分のことだから一番よく分かっていると誰もが考える。しかし案外、こうした自己評価は正しくない。多分に経験や環境による影響を受けて主観的評価になるからだ。自分の評価でさえ、そうであるから他人を評価する場合、もっと誤差が生じる心配がある。外見だけ見て内面を見落とすからである。

2015年2月19日 15:51

つづきを読む

 「鳥のまさに死なんとするや、その鳴くや哀(かな)し。人のまさに死せんとするや、その言うや善し」とは、中国の賢人が残した有名な言葉だ。人間が極限の状態におかれたとか、何か真剣に取り組んでいるときに発した言葉は、多くの人の胸を打つ。それがどのようなものであれ、偽りがなく真理を汲んでいるからだ。

2015年2月13日 11:34

つづきを読む

 歌人として有名な与謝野晶子は、決して「合わせ鏡」を使わなかったという。女性なら髪型や服装を整え、どんな格好になっているか気になり、合わせ鏡で見届けるものだ。晶子はなぜ見なかったのか。詩人の薄田泣菫は随筆集『象牙の塔』の中で、「自分の後ろ姿を見るのが怖い気がしたからだろう」と推測して記す。

2015年2月 5日 14:55

つづきを読む

1