COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 物流業界の人材不足が話題になって久しい。景気が少し上向いても肝心のドライバー不足で業績が上がらない。特に若年ドライバーの補充が困難を極める。そんな状況の中で思い出すのが「握髪吐哺(あくはつとほ)」という言葉だ。入浴中でも食事中でも、ドライバー応募の連絡があれば急ぎ対応する心情を表している。

2015年3月27日 10:23

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 仕事と趣味は、どこが違うか。心理学者のカール・ヒルティは「一生懸命にやったら、やればやるほど面白くなるのが仕事で、やっているうちに飽きてくるのが趣味なのだ」という。異論もあろうが真理の一部を微妙に指摘した表現だ。碁や将棋、陶芸に絵画と趣味の世界は広いが、正直、趣味の世界は長続きしない。

2015年3月19日 13:32

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 どんなに飼い慣らされた野生の動物でも、時として野生に戻ることがある。例えばエサを与えた時、野生の血が蘇るのか仲間とエサを取り合って、殺し合いに近い争いをするのを見たことがある。最悪の場合は飼育員に襲い掛かるシーンもある。人間もまた、野性を内に秘めた動物と大差ないと考えてしまう場面だ。

2015年3月12日 14:48

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 禅僧として名を残す良寛和尚。江戸後期に諸国行脚の末、越後に帰郷し、村の外れに粗末な庵を建て、村童を友として洒脱な生活を送った。書や漢詩、和歌にも通じ、自ら「大愚」と号した。数多い作品の中で人々に親しまれた一首に「かすみ立つ/長き春日を/子どもらと/手毬つきつつ/けふもくらしつ」がある。

2015年3月 6日 13:56

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