COLUMN COLLECTION | 連載コラム

射界 政治や経済、文化、歴史など、幅広い分野から現代社会に一石を投じる。様々な問題が生じる現代をどう生きるべきか、鋭い観点から示唆・提言します。

 今春、新社会人となった人たちも、そろそろ環境に馴染んできた頃だ。これから進むべき道を、自らが切り開いて進まなければならない。頼れるのは自分だけで不安もあるが、将来への期待も大きい。吉野作造(政治学者)は「人は機会さえ与えられれば、何人でも無限にその能力を発揮するものである」と言っている。

2015年4月30日 13:38

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 ビニールハウスで育てられたキュウリが季節に関係なくスーパーの店頭に並ぶ。かつて露地栽培が当たり前だった頃のキュウリは、夏野菜の代表で独特の匂いと味があった。それがなくなったのはなぜか。キュウリを育てる農家の人は「自助努力した」露地ものと、「我慢を知らない」ハウスものとの差だと指摘する。

2015年4月23日 12:48

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 無表情な人がいる。もともと表情が乏しいのではなく、意図的に無表情をつくっている人だ。なぜそうするか。他人に自分の本心を悟られたくない、知られたくないから、意識して心に堅い防護服を着せている。たとえば、アドバイスを受けても「その程度のことは知っている」との思いがあって、あえて無表情を装うのだ。

2015年4月17日 13:51

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 ドイツの文豪ゲーテの『ファウスト』は戯曲としては長編で、難解でも知られるが、その一節に「人間は努力する限り、迷うものである」という言葉がある。ひたすら努力することが人生で、その中で迷いの連鎖に翻弄されながら歩むのも人生という趣旨だ。迷いにこそ生命があり、その中から思想が生まれると説く。

2015年4月10日 13:15

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