COLUMN COLLECTION | 連載コラム

八起会 倒産110番

八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役 野口誠一氏が
再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を紹介します。

弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る「倒産110番」を開設し、 再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を奉仕しています。
八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役
野口誠一氏

第142回:心を晴らした一言

 金と影法師は、追えば追うほど逃げていく。その後もNさんは社歌の売り込み、マルチ商品販売、バッタ屋と、職を変えながらも懸命に働くが、残念ながら、それは社会の底辺をのたうち回ったにすぎなかった。そして自信喪失と無気力が同時に襲ってきた。

2007年8月21日 15:00

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第141回:再起の群像 人間関係からの孤立

 打ち続く不幸と幽囚生活に、Nさんの精神が次第に蝕まれていく。あとでわかったことだが、かなり重度の鬱病に罹りつつあったのである。Nさんもその変調には、うすうす気付いていた。体は鉛のように重いし、他人と話すのは苦痛だし、皿を洗いながらも頭の片隅を死の影がよぎっていく。が、いかに苦しくても金はない、健康保険もないでは、医者にもかかれない。

2007年8月 7日 14:57

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第140回:再起の群像 子供達から絶縁状

 Nさんが放り込まれた寮は、タコ部屋も同然だった。それから2年余り、Nさんの幽囚生活が始まった。レストランだから食事には困らなかったが、むろん無給である。何よりも悔しかったのは、タコ部屋の住人たちが入れ替わり立ち替わり、「夜逃げ社長」をジロジロ覗きにくることだった。

2007年8月 2日 14:55

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