COLUMN COLLECTION | 連載コラム

八起会 倒産110番

八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役 野口誠一氏が
再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を紹介します。

弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る「倒産110番」を開設し、 再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を奉仕しています。
八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役
野口誠一氏

第205回:騙されて借金地獄

 ホテル倒産後のある日、債権者の1人だった男が、Sさんに妙な話を持ってきた。「建築の内装会社の経営をやってみないか」というのである。社長が胃ガンで入院し、子供もまだ若く、跡を継ぐ気もないという。資本金1000万円、社員7人、年商1億5000万円で、設立13年目とのことだったが、Sさんにとってはまったく未知の分野である。まして勤め人の経験しかない。彼は迷った。

2009年1月30日 15:35

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第204回:手際の良さが招いた不幸

 大学を卒業したSさんは、大手自動車メーカー系列の大型自動車販売会社へ就職した。が、厳しいノルマと数字に追われる毎日に耐えきれず、2年で会社を辞めた。再就職したのは山形県のホテルである。3年半のアルバイトでホテルの仕事内容はわかっていたし、サービス業は彼の性にも合っていた。Sさんは宴会のセールスを担当し、ホテルマン人生の覚悟を固め、結婚もした。が、5年目に転機がやってきた。

2009年1月23日 15:33

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第203回:人間万事塞翁が馬

 「人間万事塞翁が馬」という故事がある。塞とは辺境の砦(要塞)のことである。その辺境の地に老人(翁)が暮らしていた。ある日、老人の馬が逃げ出し、遠く異境へ走り去ってしまった。人々は老人に同情した。

2009年1月 9日 15:31

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第202回:工場経営の復活

 その後、Tさんは私の紹介した弁護士を通じて整理に入り、結局「破産」ということで一件落着した。解約した保険金はもとより、自宅も工場もすべて失ったTさんは、家族ともども近くのアパートに引っ越した。

2009年1月 2日 15:29

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