COLUMN COLLECTION | 連載コラム

八起会 倒産110番

八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役 野口誠一氏が
再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を紹介します。

弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る「倒産110番」を開設し、 再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を奉仕しています。
八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役
野口誠一氏

第226回:3重苦に押しつぶされて

 Fさんにとって円高は、輸出の不振だけにとどまらなかった。当然ながら円高の裏にはドル安がくっついている。円高は輸出にブレーキをかける一方、輸入にとってはアクセルとなる。Fさんはそのダブル・パンチをもろに受けた。ドル安に後押しされた海外の文具・玩具が、ドッと日本市場に攻め寄せてきたのである。とにかく安い。コスト的にとても太刀打ちできない。

2009年6月26日 16:56

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第225回:急減する売り上げ

 経営環境は常に変わる。突然変わることもある。昭和60年は、まさにそういう年だった。この年のプラザ合意は、日本経済にとって実に大きなターニング・ポイントとなった。以後、日本は何度となく急激な円高に見舞われ、そのたびに多くの輸出関連企業、それも中小・零細企業が苦境、破綻を余儀なくされていく。

2009年6月18日 16:06

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第224回:輸出という他力本願

 Fさんは昭和40年、28歳のとき、それまで勤めていた文具問屋を辞め、東京都荒川区に文具・玩具の企画・販売会社を設立した。奥さんと2人だけの出発で、自分の企画した文具や玩具を下請けにつくってもらい、それを問屋や小売店に卸す商売だった。

2009年6月11日 16:05

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第223回:心の座標軸を定めよ

 ひと口に再起といっても、その内容は千差万別である。ただ倒産の過程で、どのように会社を整理したかは、その後の再起に大きく響く。夜逃げなどは論外だが、誠実に整理を行った人ほど再起は早い。といって、誠実でありさえすれば誰もが再起できる、というほど甘くはない。日本は米国などと比べ、きわめて敗者復活には厳しい社会である。倒産者の再起は1割程度にすぎない。再起道場のわが会員ですら、3割強にすぎない。倒産はそれほど重いハンディである。

2009年6月 4日 16:04

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