COLUMN COLLECTION | 連載コラム

八起会 倒産110番

八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役 野口誠一氏が
再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を紹介します。

弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る「倒産110番」を開設し、 再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を奉仕しています。
八起会 会長 株式会社ノグチプランニング 代表取締役
野口誠一氏

第242回:救われたYさんの心

 「私こと、日夜奮闘するも努力至らず、皆様方に多大のご迷惑をおかけする結果となり、まことに申しわけございません。深くお詫び申し上げます」

2009年10月30日 17:26

つづきを読む

第241回:バブルに浮きバブルに沈む

 営業すればするほど赤字が積み上がっていくなかで、Yさんは徐々に平常心を失っていく。無理もない。世はバブルのまっただなか、どこもかしこも景気のいい話ばかりである。サラリーマンや主婦までが株式投資に走り、ひと儲けもふた儲けもしているのに、Yさんだけが資金繰りに追いまくられるとあっては、平常心の保ちようもない。

2009年10月23日 17:23

つづきを読む

第240回:増え続ける赤字と借金

 Yさんの「浮き」は長く続かなかった。6年目、思わぬ方向から「沈み」が襲ってきた。肝心の毛布メーカーが突然、財閥系の大手繊維メーカーに吸収されてしまったのである。これで万事休す。独立した販売会社として営業してきたYさんら全国150人の仲間は、いきなり廃業の淵に立たされた。相談を重ねた結果、廃業組と分社組に分かれることに決した。26県のうち14県が廃業組、12県が分社組である。

2009年10月16日 17:18

つづきを読む

第239回:人脈たどって絶好調

 独立へ向かって夢ふくらむさなか、Yさんは肺結核に冒され、療養所生活を余儀なくされていく。まだ25歳という若さである。幸い病気は少しずつ快方に向かい、2年を経過したところで軽作業療法に切り替えられた。そしてさらに2年、患者の自治会書記長を務めながら療養を続け、ついに全快に漕ぎ着けた。が、彼は独立を夢みた水道工事関係の仕事には戻らず、そのまま療養所関係の仕事に従事していく。

2009年10月 9日 17:17

つづきを読む

第238回:明日をも知れぬ命の不安

 人生も経営も浮き沈みの連続である。上り坂・下り坂のほかに「まさか」という坂もある。ここに紹介するYさんは、人の何倍も浮き沈みを経験した特殊なケースだ。彼の人生は「沈み」から始まったと言ってもいい。大学受験に失敗し、浪人が許されるほど裕福な家庭でもなく、泣く泣く進学をあきらめた。

2009年10月 2日 17:15

つづきを読む

1