今回は、薬局に導入された在庫管理システムの事例を紹介していきたいと思います。在庫管理といえばEC事業者がメインで薬局が積極的に利用しているイメージは少ないかと思います。しかし、薬局では、かなり商品を仕入れており、またカテゴリも細かくされているので、アナログ管理ではむずかしく、システム化している薬局が多いというのは実情です。そんな薬局での在庫管理システムや在庫管理機能に強いクラウドERPについて書いていきたいと思います。
ちなみにですが、薬局で行われている業務として簡単ンにご案内しておきますと皆様も薬局にいく機会があると思います。その場合の多くが、病院に通われて、そのあと処方箋をもらい、薬局に行く流れであるかと思います。その際、すぐにお薬が準備されることはめったになく、数分待った上で薬が出てくるというご経験があるかと思います。その待っている際に、薬剤師さんによって多くの薬の中から。患者さんに会った分量の薬を準備して頂くわけです。そこで多くの患者さんが来店される薬局では、どんな病気や症状にも対応できる薬を常に仕入れておかないといけないわけです。
薬局に必要な在庫管理システム
それでは早速本題ですが、現在薬局には、クラウド在庫管理システムが不可欠となってきております。薬剤師の人材不足から、採用がうまくいかず、人手の少ない現場では人海戦術だけではどうしても上手く回らないといったことがあります。そこで発注管理や、在庫管理がうまくいっていないと、不要な薬の発注が多くなり、在庫過多となってしまい、キャッシュフローを苦しめる原因になってしまうことがあります。
薬局がよくある在庫管理トラブル
有効期限が迫っている
不動の商品の場合、在庫保有数の読み間違いをしてしまい、大量に残ってしまうことはありませんか?その際、有効期限が近付いていることに気が付かず、返品が出来なかった。というご経験があるのではないでしょうか? そうなると在庫を破棄することしかできなくなってしまい、会社に損失を出してしまうことになってしまいます。そういったことを、在庫管理システムがあれば防ぐことが出来ます。事前に、その商品の有効期限を定め、それをリスト化にすることが出来ます。 ですのでデッドライン近くになると、一旦、その在庫リストを出力し、現在保有している在庫品を全て返品する為に役に立ちます。もし複数店舗運用中であれば、在庫移動を行ったりするにも役に立ちますので不動在庫の処理をサポートしてくれます。
棚卸
また商品点数が多い薬局では棚卸も大きな仕事となってしまいます。システム化していない薬局では、エクセルなどで自社で作った在庫管理シートをもとに、実際の商品を手にとり、在庫数を数えていかれることが多いのではないでしょうか。毎月棚卸のタイミングでは従業員が残業してしまい、一人では行えないので、2名体制で行うなどすると、それだけでも人件費が多くかかってしまいますそこで在庫管理システムを使うことで、この棚卸業務も一気に効率をあげることが可能です。在庫管理システムと連携し、ハンディを使うことになります。ハンディはモノによりますが高額なものも多いですので、予算でお悩みの薬局もあるかとおもいますが、最近ではお手元のスマホでハンディ代わりにするような代替品も出てきており、十分対応が可能です。
発注のタイミングも把握
アナログ管理であると、商品を発注したタイミングなども社員間での共有が難しいことがあります。いつも発注担当者が決まっていれば、早々ミスは起こりにくいのですが、退職や休暇などにより別の担当が発注などを行うと、ミスがあったり、発注漏れがおこったりします。そういった場合も在庫管理システムがあれば、定例の注文をセット出来たりしますので、発注漏れや、多く発注してしまうようなミスを防ぐことが可能になります。
納品書や見積機能も
薬局向けの在庫管理システムですが、中には販売管理機能をもたした製品などもあります。例えば見積機能や納品書の出力、保管機能なのです。こちらもアナログで管理されている薬局もまだまだ多いのですが、電子化することによって管理が楽になり、従業員の負担の軽減にもなります。また電子法改正にともなって、電子化でデータを残すことが主流にもなってきているので、在庫管理システムを導入することを機会にアナログ管理からデジタル管理へ移行するいいタイミングになるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、薬局で必要な在庫管理システムについて記事にしてみました。在庫管理システムはどの業種でも必要になるもので、導入した際のメリットが非常に大きいものになります。薬局向けの在庫管理システムもあれば、薬局でも応用して利用できる中小企業向け在庫管理システムもありますので、導入前に様々なシステムを見比べて検討頂くことをおすすめ致します。
また在庫管理だけにとどまらず、販売管理、会計システムまでを一元して管理したい場合は基幹システム(ERP)を導入されるとさらに効率があがるのでお勧めです。