今回は2022年に選ぶべきクラウド在庫管理システムの選び方について書いていきたいと思います。2021年まで使われいた在庫管理システムに比べてどう変わっていくのか。そしてどういった機能がトレンドになっていくのかを考察していきたいと思います。中小企業でこれから在庫管理システムの乗り換えや新しく導入を検討されている企業に参考にしてもらえればと思います。
2022年もクラウドタイプがおススメ
それではまず最初に、クラウドかオンプレミスかという部分から考えていきたいと思います。クラウドとは、いつでもどこでも、どのデバイスからでもアクセスが出来るシステムです。オンプレミスは、会社で自社サーバーを持ち、自社の特定のデバイスからでしかアクセス出来きないというタイプになります。
こちらについては、2022年もクラウド在庫管理システムが主流になることが予想されます。理由としてはクラウドシステムの便利さが浸透してきたことが大きな理由です。この2年、コロナ禍の影響で全員出社などの勤務が難しい状況の時でも、クラウドであればどこからでも仕事が出来るという優位性をかんじられた中小企業が多かったのではないでしょうか?またクラウド型のシステム、Saas型であると、アップデートなども比較的頻繁に行われることもあり、機能もどんどんと充実していきます。そしてオンプレミスと比べると遥かに安いというメリットもあります。
これらの理由から、おそらく2022年も中小企業向けのクラウド在庫管理システムユーザーが増えていくことが予想されます。
そしてユーザーがどんどん増えていくことで、開発側も機能の充実をさせるために常に最新の機能が使えることが予想されます。2021年の段階で20製品くらい在庫管理システムはありますので、切磋琢磨してもらうことで、製品レベルがあがり、今よりさらに良い業務システムとして活躍することが予想されます。
2022年は在庫管理システムよりもERPで対応
こちらのブログでは在庫管理システムの便利さをお伝えするために記事を更新していっていますが、実は在庫管理システム専門製品とほぼ同レベルになってきた業務システムがあります。それはクラウドERPです。いわゆる、社内の業務システムを一元管理する基幹システムのことです。近年ERPも大きく飛躍しました。料金が安くなったこと、様々な業務システムとの連携が可能になったこと、業務システムの内容がほぼ網羅されERPだけで完結するようになった、などで現在多くの企業がクラウドERPを導入していっております。
もちろん在庫管理システムとしても大変優秀です。複数店舗管理はもちろん、倉庫システム(WMS)などとの連携、販売管理システムと連携し、帳票をクラウド化にして電子法にも対応可能など。これだけでも十分な機能です。
こちらに加え、会計や、購買・仕入れなどの機能もついているので大変便利です。さらにクラウドなので利便性も抜群です。
在庫管理システムが優れているポイント
上記で述べた内容ですと、在庫管理システムより、クラウドERPがいいのでは?と思われるかと思いますが、やはりERPとのメリット、デメリットも考えていかないといけません。
まず、在庫管理システムが優れているポイントとしては、価格です。 ERPはシステム規模としてやはり大きいので初期費用や月額費用が高いものが多いです。その点、在庫管理システムは、あくまでも在庫周りだけを管理するシステムなので利用料金が安いものが多いです。 オプションなどつけなければ月額10,000円のものなどがありますので、比較的ユーザーとしては導入しやすい価格設定となっております。 ですので、業務システムとして、在庫管理だけシステム化をすれば十分だという場合はERPのようなシステムは不要です。
2022年の在庫管理はどうなっていくのか
2022年の在庫管理業務についてですが、おそら事業者が増え続けている現状を考えていくと考えると在庫管理業務をどこまで円滑に、無駄な業務を省いて行うかが焦点になってくるのではないかと考えられます。いつまでもアナログ管理、エクセル管理だと回らない場合が出てきます。在庫管理業務をしてくれる人材が揃わないという場合は、在庫管理システムを入れることで、十分ひと一人以上の活躍はしてくれます。月額10,000円~で出来るシステム投資としてはメリットは多く感じられるのかと思いますので、2022年はさらに業務管理もシステム化、見える化になっていき、業務スピードがあがり、今まで無駄だった作業もなくなっていくのではないかと思います。
さいごに
今回は2022年のクラウド在庫管理システムを選ぶ、利用する理由を書いてみました。近年はどんどんシステム化されてきており、人件費の削減にも大きく貢献している業務システムです。まだアナログ管理をされている企業があれば、2022年から是非、クラウド在庫管理システムなどを導入してみてはいかがでしょうか?