今回新しく【 中小企業 のための 在庫管理システム 】をメインとしたブログを立ち上げました。私はこれまで(今も)システムエンジニアとして仕事をしています。主に基幹システム、ERPといったジャンルの開発や要件定義をしたりが主な業務でした。しかし幾度か転職したうちのひとつの企業(物流業界)で、在庫管理をする現場業務をしたことがあります。そこは実際にシステムが入っていない、いわばアナログ管理の会社で、独自にシステムが作りたいということで、現場の状況を見てくれということで5年ほど現場業務に入っていたこともあります。
その中で感じたことは、中小企業など人材が不足している業種こそ、基幹システムや在庫管理システムの導入が遅れていて現場がうまく回っていないことに気が付きました。
ですので、開発者側、現場側それぞれの立場で情報をお伝えし、中小企業の経営者が悩まれているシステム投資のお役立ちになれれば思っています。
中小企業 にとって 在庫管理システム の必要性
まず最初は在庫管理システムの必要性についてお伝えしていければと思います。本当に最近ではサイトを立ち上げられる小売り業者が右肩あがりで伸びています。CMでも同じみのBASEなどは、無料で始められるということもありついに150万店舗突破みたいな記事がありました。 これはBASEに限ったわけではなく、どのネットショップサービスも同じく伸びていっています。
複数店舗の管理は大変
BASEだけではなく、多いパターンとしては、楽天、Yahoo、Amazonと複数のモールに出店している場合の在庫管理が大変になってきます。
例えば、在庫数が1点の場合、楽天で注文がはいり、受注処理、発送処理をしているタイミングでBASEでも注文が入ったら困りますよね?本来はすぐに多店舗の在庫数を0にしないといけないのに、少し別業務をしていただけでこのような事態になってしまいます。そして買い逃したユーザーはもう戻ってこないかもしれません。
実店舗もある場合
実店舗があるなら、さらに大変です。実店舗はアナログに近い企業様が多いので、レジ(POS)とオンラインストアが連携していないって場合、まだ多くあるかと思います。
卸もしている場合
さらに卸をしている企業様ですと、取引先それぞれの掛け率、取引条件も様々です。複数店舗管理だけでも大変なのに、卸まで入るとなると、手動で行う作業には限界が出てきてしまいます。
中小企業 にとって 在庫管理システム で悩みは解決
上記で述べた問題点については、在庫管理システムで一通り解決します!と言いたいのですが、実は解決できません・・・。オンラインストアだけの連携、在庫管理が出来る在庫管理システムはあるのですが、実店舗と連動、卸にも対応している在庫管理システムというのは限られてきます。 もちろん自社開発、スクラッチで予算をかけて作ることは可能ですが、パッケージで済ませたいということであれば絞られてきます。どのようなシステムであれば対応できるかといいますと、在庫管理システムを完備したERPです。 このような仕様のシステムがあれば、上記で述べた問題はほぼ解決されます。 しかも安いというのが何よりも魅力です。
在庫管理システム の導入費用
スクラッチ開発、カスタマイズをするとなると、初期投資は数百万になると思います。例えば在庫管理システムだけでいいのであれば、ネクストエンジンやクロスモールなどのパッケージでもいけますし、もっと他機能を求められるのではあればキャムマックスのようなERPを導入されると、初期投資は7万円で収まったりします。(月額も7万円ですね)。必要に応じた機能と、それに見合った費用を見極めることが重要となります。
まとめ
初回のブログですがいかがでしたでしょうか。今回は、在庫管理システムのさわり部分だけの内容でしたが、今度は、開発していた自分の経験や、導入先の事例なども発信していければと思っています。
・複数店舗管理は、人海戦術ではなく在庫管理システムを導入
・実店舗の運用がある場合は、在庫管理機能のあるERP。(クラウド型ERPがおすすめ)
・卸をやっていて掛け率が変わる場合も 在庫管理機能のあるERP
最後までお読みいただきありがとうございました。