今回は、小規模事業者は在庫管理システムは必要なのか？必要な場合はどういった在庫管理システムが良いのかを記事にしてみたいと思います。在庫管理システムを取り入れているのは中小企業の中でも比較的従業員も多く、倉庫が広く、取扱商品点数を多いという場合に適しているものですが、果たして小規模の事業所でも使えるものなのでしょうか。
在庫管理システムが必要な理由
今回小規模事業者にとって、在庫管理システムが必要かどうかという部分からご説明致します。
まず、結論からお話すると、システムは必要です。 システムを持たない方法としては前回記事にしているのですが、エクセルで管理をするという方法があります。これは在庫管理にシステム費用を使いたくないといった場合に有効的なのですが、管理が煩雑になったり、結局事業規模が大きくなった際、システム導入を検討することになり、それらのエクセルデータを移行しないといけないといった手間が発生します。その為、規模は関係なく無料の在庫管理システムなどを活用し出来る限りシステム化することをおすすめ致します。
前置きが長くなりました。上記で述べたように、小規模であっても商品点数が多かったりするとエクセルではすぐに限界が来てしまいます。入力ミスや、在庫数を倉庫管理システムや販売管理システムなどの業務システムとの連携を行う場合などもあるかと思いますので、在庫管理だけアナログで管理してしまうとそこが足枷になってしまいます。
小規模事業者におすすめの在庫管理システム
では、どういった在庫管理システムが小規模事業者にとってオススメなのかをお伝えしていきます。
まず、大手企業が利用しているような在庫管理システムは不要です。もしGoogleなどで検索される際は「中小企業 在庫管理システム」や「無料 在庫管理システム」などの文言で検索するのが良いでしょう。 そうすると、安く使えて、最低限在庫管理として利用出来るシステムが出てきます。まずはそのあたりのシステムから導入を検討してみてください。 費用で言いますと月額10，000円くらいであれば十分なのかもしれません。
なぜ大手向けの在庫管理システムはダメなのか
大手向けの在庫管理システムがダメな理由としては、まず初期投資の費用と月額利用料の高さにあります。機能が充実しているのでもちろん利便性など長けている部分が多いと思われますが、意外とそうではありません。在庫管理システムとして月額10万以上するものと、中小企業向け在庫管理システムの性能はそこまで大きく変わりません。ですので、有名なシステム会社が出しているから安心、機能が優れているからという理由だけで選ぶと、経費の面で損をすることになりますので注意が必要です。
無料でも十分
また費用をかけたくない！という場合は無料のシステムでも良いと思います。もちろん有料プランに比べると機能が限定的なため利便性はかなり悪いかと思いますが、一度システムが自社にとってマッチするのか、使い勝手は良いのかなどを試して頂くのに良い機会かと思います。
小規模向けの在庫管理システムに外せない機能
続いては、実際にどういった機能があれば小規模事業者としても十分使える内容になっているのかということをですが、基本的には棚番管理や在庫基準値が出るものがおススメです。在庫システムは製品によって業種業界の得意ジャンルがあったりするので、アパレル向けなのか、卸向けなのかを確認することが必要です。
クラウドを選ぶ
最後のポイントとしては、必ずクラウド型を選んでください。現在、オンプレミス型とクラウド型と２種が世の中にあります。オンプレミスというのは、自社専用のサーバーをたてて、特定のデバイスにインストールして利用するというタイプになります。その為、クラウドのようにいつでも、どこでもといった具合で使うことが出来ません。特に小規模事業の場合ですと、オンプレミスにするメリットなどはありませんので、利便性に長けているクラウド型を選択してください。また無料や安いタイプは全部クラウドタイプになります。
どうしてもクラウドに抵抗があるという場合は、オンプレミスでも良いですがオススメは致しません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は小規模事業者でも在庫管理システムは必要であるという内容で記事を書いてみました。
どういった在庫管理システムが望ましいかと言いますと、Googleで中小企業向け在庫管理システムや 中小企業向けクラウド在庫管理 などで検索されると適した製品にたどり着くと思います。
小規模だしまだ要らない。って思っている企業様も是非クラウド型の在庫管理システムを一度試してみてください。
