今回は、中小企業の物流業界でも在庫管理システムが必要な理由について記事を書いてみたいと思います。基幹システム、ERPとありますが、私のこれまでの経験から、物流業界に特化したERPというのもがそもそもないということを身に染みて感じていました。物流業界も今は仕事はマルチに行います。以前は、物流といえば、トラック、荷物を運ぶなどの運送を思い描く方が多いかと思いますが、いまでは、倉庫業も大きく業務範囲を広げてる中小企業の物流会社が多く、さらにその倉庫内のピッキング作業も請け負いという形で現場を回すところまでされていることが多いです。
物流業界に必要なシステム
今回は、このブログの記事自体が中小企業向け在庫管理システムの導入をお勧めする内容ですので、運送業界のドライバー管理システム、配送管理システムとは少し離れた内容となっています。
ですので、物流業界の中でも、倉庫業務へおすすめの基幹システムやERPなどご紹介していければと思います。
倉庫の仕事ってどんなこと?
倉庫ってどんな倉庫?
倉庫ときいて、どんなイメージがありますか?小さい倉庫もあれば、高速道路のインターチェンジを降りたところにある、大きな○○倉庫なんていうのも見かけられることがあるのではないでしょうか?あとは空港の近くや、港湾にもあります。そこにやヤマト運輸や佐川急便、西濃などよく見かける企業名がありますし、全く無名の運送会社のような名前で○○物流、○○運輸 なんて倉庫名もあります。 その無名のような名前の倉庫が、実はAmazonの倉庫になっていたりします。あとは、どこか大手企業の商品発送の拠点になっている専属の倉庫のパターンもあり、実際物流関係、運送関係の仕事に携わっていないと、見ない部分ではありますが、倉庫業、倉庫というのは、今あげたようなものを指すと思ってください。
倉庫の種類は?
こちらも、簡単ですが説明だけしておきます。まずは、個人宅などを中心に送る小口の商品があるような倉庫です。倉庫の中は、空調も完備されており、日用品や雑貨などが、棚にひき詰められいます。IKEAやコストコのイメージといえばわかりやすいかもしれません。
また、生鮮食品を扱う、低温倉庫というのもあります。低温倉庫は主に日々スーパーなどに届けるような冷蔵食品などがあり、基本は個人向けではなく、スーパーなどの商店に出荷するための保管倉庫になっております。それと同じく冷凍倉庫もあります。冷凍食品、アイスクリームなどが私たちが普段食べるようなものなどがあり、温度はマイナス25度で保管されていたりします。主にスーパーやコンビニなどです。
あとは空調管理されていない倉庫もあります。お酒や雑貨。化粧品など温度に対してそこまで細かく保管する必要がないようなものです。
あとは、建築資材、や鉄類など、大手企業が中小企業に委託した保管倉庫などもあります。
倉庫の仕事
こちらはメインはピッキング作業、荷物の整理、入れ替えなどがメインです。この作業が、中小企業にとってメインの業務になっていることが多い部分です。おもにハンディーを使い、棚から荷物をおろし、ハンディでスキャン。専用のカートがいっぱいになるまで、倉庫をぐるぐるまわり、ピッキング。完了するとそれをトラック、配送車に積む、そして、出荷伝票をとって、また次の配送先のピッキングを開始。また小物は倉庫の従業員の手作業で行われます。季節によるシーズンの需要や、特需などによって大変物流の波が大きいので、派遣社員、短期アルバイトを利用し、運営されている物流会社が多いです。また大きな荷物については、フォークリフトなどを利用し積み下ろしをする、ということをされています。
在庫管理システムが必須となる
ECサイトで繁忙
上記で述べたように、物流業界でも重要性の高いシステムは在庫管理システムとなります。例えば地元の商店で卸業を営んでいる、仕入れ先、搬入先は固定。毎月も物流のなみもほとんどなく、通年同じことをしている。という中小企業では不要ですが、現在物流業界は大変繁忙している状況です。
ご存じの通り、巣ごもり需要で、ネットで注文される人の割合が圧倒的に増えたからです。これは日本国内ではなく全正解共通です。
ECサイト、楽天、Amazon、Yahooをなどオンラインストアを通じたの支出額は前年同月比33.2%という数字がでております。(2019年から2020年)
そのため、物流業界の仕事量は溢れかえっている状況です。
通販で買って、翌日届くのは、運送会社のドライバーさんのおかげ!と思われています。もちろん間違いではありませんが、もっとその上流では、物流業界の倉庫を運営している、倉庫業の方も貢献しており、さらにいうとそこでの在庫管理システム、ハンディ、ERPといった部分のインフラが活躍しているということです。
在庫管理システムって?
では、今回の記事のメインである在庫管理システムについて1分でわかるように説明します。
よくあるパターンとして、みなさんが、Amazonで見かけた商品と楽天で見た商品で値段を見比べたりすることはありませんか?少しでも安く買いたい、明日には商品が欲しい!なんて欲望のもとそのように、様々な通販サイトをご覧になられます。 そこで結構見られている人は出品者までみられています。そこで『Amazonと楽天の出展者が同じだ!』と気が付きます。 本格的に通販事業をされている中小企業を含めた販売者は、複数店舗に同じ商品を出展しています。
これが10商品くらいであれば、自サイト、アマゾン、楽天、ヤフーとそれぞれ登録するのですが、日用品や商品企画の多いアパレル会社などはそうはいきません。ですので、複数店舗管理の出来る在庫管理システムが重要となってきます。オムニチャネル対応などいわれる、在庫管理システムです。
まとめ
今回はなぜ、物流業界に在庫管理システムが必要か?というさわりの部分をご案内させていただきました。 在庫管理システムの細かい仕様や使い方。ERPとして使う、他システムとの連携などは次回以降のブログで掘り下げて内容をお伝えしていきます。