中小企業が行う在庫管理システム で外部倉庫と連携

在庫管理システムとWNS 在庫管理システム
在庫管理システムとWNSを連携させれば外部倉庫も管理できる

今回は 中小企業が行う在庫管理システム で外部倉庫と連携について述べていきたいと思います。在庫管理システム を使う場合はもちろん自社の倉庫がメインで利用されるとおもうのですが、中には外部倉庫をご利用されている場合の中小企業様もあるのではないでしょうか?そういった場合の管理は、日々FAXや電話、メールで進捗の報告をされていることもあるかと思いますが、これも在庫管理システムがあれば、管理画面一つで状況がわかるという大変便利な仕組みになっています。

外部倉庫を使う理由

外部倉庫を使うには様々な理由をお抱えの中小企業、物流業界の方、小売店などがいると思いますが、基本は、自社の倉庫を持っていないか、自社の倉庫が満積のために、外部の倉庫を借りるというのが主な理由です。

倉庫は大手の物流会社、倉庫業がメインの企業、投資目的で倉庫を持っている企業など様々です。

そのため、条件に合う立地、金額、広さなど幅を広げればすぐにでも見つかります。ただ、あくまでも自社倉庫がいっぱいになってしまっている場合のみがよいと思います。何故かというと自社倉庫の稼働率をあげることが何よりも生産性が高いからです。要は外注費用使うことなく運用できるので、当然良いという話です。

倉庫と 在庫管理システム の連携

では続いては、倉庫とシステムの連携です。自社倉庫、外部倉庫問わず、在庫の管理をするという大前提の業務は同じです。よっぽどのことがない限り、現在はある程度システム化されていると思います。(業種業態によります。) そんな中で、全てオートメーションの倉庫はほんの僅かで、ほとんどの倉庫が人手を利用して作業を行っています。そこで活躍するのが、ハンディです。 倉庫に入れられた荷物からピッキングを行い、その数をハンディを通して在庫管理システムへ飛ばして、人が在庫数を把握する。というのが一般的な流れです。

倉庫管理システムWNSとの連携

倉庫ではメインに使われるのはWNSになります。WNSとは

・Warehouse
・Management
・System

の略称になります。主に倉庫を運用する上で大前提のシステムになります。ロケーションの管理や在庫数の変動、それに伴う帳票類の作成などが出来る大変便利な機能が搭載されているシステムで、おそらく中小企業であってもほとんどの倉庫が導入されているかと思います。作業工程を整理し、在庫数の相違をなくし在庫管理を正確に行うという目的で利用されます。

そんなWNSと在庫管理システムは連携が可能になります。

基幹システム ではWNSに敵わない?!

よく、基幹システムや、ERPと同じじゃないの?という質問が出ることがありますが、答えとしては全然違うシステムです。さらにいうと、ERPは例外もあるのですが、基幹システムでは倉庫管理の専用システムとしては少し機能が足りない部分があります。例えば自社倉庫のみで、絶対に場所、搬入出の時間などロケーション変更がなくぶれない場合はいいのですが、倉庫はそういうわけにはいきません。特需や天候の影響、輸入物の入荷遅れなど様々な要因でイレギュラーな対応をすることが多いのです。その際基幹システムでは、在庫数の把握程度しか出来ないため、現場の正しい把握が出来ません。そういった際にWNSはロケーション管理まで出来ることなど倉庫には大変強いシステムとなっています。

在庫管理システム との相性は抜群

在庫管理システムやERPと、WNSの相性は抜群です。 WNSは倉庫内の状況を瞬時にくみ取る素晴らしいシステム内容ですが、あくまでも倉庫内が前提のシステムです。倉庫外となると在庫管理システムやERPが主となります。販売担当部署などが状況を把握するには、まずはWNSで送られた情報を、在庫管理システムやERPと連携し、リアルタイムでの在庫状況が把握出来る。という流れになります。
そのため、どちらかのシステムだけで運用するには無理が生じる可能性があるので、あくまでと在庫管理システムはセットということで覚えて頂くと良いかもしれません。

まとめ

今回は倉庫に必要なシステムを中心に記事をまとめてみました。もし自社倉庫だけでは手に負えないほどの物量があった場合や、そもそも倉庫を持たず外注をお考えの場合は、在庫管理システムとWNSをセットで導入するとよいでしょう。
完全に自社だけであれば基幹システムだけでも乗り切れるかもしれませんが、基本は様々な外的要因も事前に考ええたうえで、外部倉庫でも在庫状況にラグが生まれないよう把握するためには、在庫管理システムもしくはERPとWNSを連携されることが一番効率よく倉庫と、本社機能がうまく連携する方法となります。
ただし、在庫管理システムとWNSとの相性もあり、うまく機能しない場合や膨大なシステム開発費用が掛かる場合などもあります。 おすすめとしては、WNSのロジザードを利用しながら連携できる中小企業向け在庫管理システムのERPを組み合わせると良いかと思います。

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