今回は中小企業が使うべき在庫管理 機能に強いERPシステムについて書いてみたいと思います。
これまでに色々なシステムに携わり導入や開発を行ってきましたが、個人的にも在庫管理システムの構築と言うのは思い入れが深いと感じています。
というのもやはりシステム化した際の効果が目に見えて高まったからだと感じています。
私はシステムの開発経験が豊富なのですが、これまでにいくつかご紹介している記事にもあるERPとの関連性も深いのが在庫管理システム(在庫管理機能)です。
販売系や飲食系の職種に携わっている人は多いと思いますので共感を得られると良いなと思います。
在庫管理システムの意義
最初に書かなければいけないと思ったのが在庫管理システムの意義でしょうか。
そもそも在庫管理という仕組み自体全く関係ない人もいるかと思いますので、少しご紹介します。
在庫管理とは、読んで字のごとしなのですが、ある商品がいくつ残っているか?を管理することです。
この管理をシステム化しているので 在庫管理システム と言うわけですね。
ですので、在庫管理を行わなかった場合、極端な話をすると、どの程度在庫があるのか?誰かに配送するのか?いつなくなりそうなのか?
など、販売部門を担う重要な機能の管理が全くできなくなってしまうというわけです。
在庫管理システム の活躍シーン
もう少し身近に感じていただこうと思いますので、 在庫管理システム の活躍シーンをご紹介します。
まずは、「販売系」です。
販売する商品は洋服でもおもちゃでも食品でも何でも構いません。
今、いくつ残っているのであと何個売り出すことが出来る。
ということから始まり、もう少しでなくなりそうなので追加の発注をしておかなければならないということや、売れた商品を配送する手続きを行うことが可能となります。
他にも「飲食店」もそうですよね。
どの程度食材があるのか?飲料があるのか?を管理しておくことでその日に提供できるメニューが変わってきます。
コロナ禍を機に益々流行ってきているAmazonなどの倉庫でも同様に在庫管理を行っていますよね。
個人で物販などを行っている人も多いと思いますので、こちらの方がわかりやすかったかもしれません。
いずれにしても、在庫管理をしていない場合、受けた注文を提供することが出来なくなってしまい、売上もお店の信頼も低下してしまいますよね。
実際の在庫管理システムとは
さて、前段が長くなってしまいましたが、実際に販売系や飲食系の業種で在庫管理システムを導入していない企業はほぼ無いかと思います。
ただ、形態はいくつかあると思っていて、きちんとしたデータベースを用意しシステムを構築している企業もあれば、EXCELやACCESSなどで管理している企業もあるかと思います。
また、自営業の店舗などでは、帳簿等紙ベースで管理しているということもあるでしょう。
形態はいくつかあるものの、業務を進めていくうえでなくてはならない機能が在庫管理と言えます。
在庫管理機能とERPシステム
大きな企業になればなるほど、データ量も増え、使用するデータベースの数も増えてきます。
また、関連する作業や関わる人も増えてくるので、より仕事が複雑になると言えるでしょう。
関わる人や業務が増えてくるとそれぞれがデータを更新する必要が出てくるので、それぞれのデータの整合性を担保する必要があるわけです。
これを解決するための仕組みがERPと言えるでしょう。
在庫管理としてERPシステムを導入することで、データを共有することが可能となるため、データの品質や業務の生産性も著しく向上します。
在庫管理の欠点
もし、在庫管理にERPシステムを導入しなかった場合、在庫管理の欠点が浮彫になってきます。
例えば、発注の際、実際には商品がなくなっているにも関わらず、その状況が更新されておらず、発注されないケースが発生します。
これは逆のパターンもあって、本来在庫が捌けていて欠品している状態にも関わらず発注されないというケースも発生してしまうわけです。
このように在庫管理を正しく行わないと企業にとって大きな損失を発生させてしまう原因となってしまうのです。
在庫管理 におすすめの ERPシステム
在庫管理機能を強化するには ERP システムの導入が必要不可欠と言えるでしょう。
生産性、品質、効率性など様々な面で大きなメリットがあります。
確かに導入に際しては費用がかかることでもありますし、運用・維持をしていくにもある程度負荷はかかります。
それでも費用対効果を鑑みた時、導入しないという選択をする可能性は低いのではないかと思います。
今後、機会があれば、在庫管理機能としてERPシステムを導入した際に開発経験をお伝えしたいと思います。
是非、参考にしてみてください。