中小企業の在庫管理機能に強いERPシステムの開発の裏側

在庫管理に強いERP開発者が 語る! 在庫管理システム
在庫管理に強いERP開発者が 語る!

今回は、中小企業の在庫管理機能に強いERPシステムの開発の裏側について記事にしてみました。これは私個人的に付き合いのあるクラウドERPの開発者からインタビューしたものになります。

ERP開発について

中小企業向けERPシステムを開発したことがあるのですが、やはり在庫管理機能に強いERPということもあり反響が大きかったです。
これまでに様々な業務システムや基幹系システムを開発してきましたが、業務改善というか費用対効果が最も大きかったという手応えがありました。

そもそもシステムを導入するのは、何かの作業を自動化、効率化したいからだと思いますが、システム化した業務がすぐに効果が出るわけではないんですよね。
と言うのも利用者からすると新しい仕組みが出来ることによって新たに覚えることが出来てしまい、一旦効率が下がるからです。

在庫管理に強いERPシステムの威力

ERPシステムを開発した際は、それまでの経験から半信半疑という心理状況でした。
やはり、どんな優れたシステムでも利用者が慣れるまで時間が掛かりますし、その時間が長くなればなるほど「前の仕組みの方が良かったのに」と言われるんですよね。

開発者としても利用者に寄り添ったシステム開発を心がけているのですが、どうしても仕様がうまく調整できていない部分もあって不満の声は挙がってくるんですよね。
しかも新規システムの導入なんて不具合が付き物なので、運用開始から数日で業務停止となるようなことも珍しくないんです。

それでも利用者の立場からすると新しいシステムに少なからず期待をしているので停止なんて考えられないという状況なんですよね。
そこは開発者と利用者の立場の違いなんでしょうね。

それとこれもあるあるなのですが、出来ることが多ければ多いほどシステムの作りが複雑になり利用者のオペレーションも増えてしまうんですよね。
色々な機能を盛り込んでも日の目を見ることが無い機能もあって、運用開始から数年経って初めて使われたなんてことも珍しくありません。

そんなこともあるので、ERPシステムを導入した時もさほど期待していなかったのですが、、、、、
導入からわずか1週間程度で利用者(顧客)から絶賛の嵐でした。

これは、私も全く予期してない状況で素直に喜べないというか狐につままれたような感覚でした。

在庫管理に強いERPシステムに感謝した経験

最初は信じられない想いもありましたが、運用開始から数週間、顧客の元に出入りしていると色々な人に話しかけられました。
とにかくERPシステムが導入されて仕事がやりやすくなった!とか残業が減った!などのご意見をいただくことが多く、思えば初めて達成感を感じたような気がします。

それまでにも沢山のシステム開発をしていて自己満足ながらも充実した日々を過ごしていたような気がしていたのですが、その時は本当に「ああ、このシステムを開発して良かった」と思いERPシステムには感謝しましたね。

そこの顧客とは未だにやり取りがありますが、最初に良いシステムを導入したこともあって、常に信頼を得ていると感じています。
たった一つのシステム開発でしたが、その後の将来に繋がる開発だったかなと思いますね。

在庫管理システムとERPの相性

在庫管理システムと言うと割と色々な人が想像つくのかな?と思います。
と言うのも実際に開発したことなかったり使ったことがなくても日常生活で身近に感じることができるからです。

誰でも洋服や食品を購入することがあると思いますが、正にここにも在庫管理システムが導入されています。
どちらの商品も売れれば在庫が減るので、補充するために仕入れます。
また、この際に売上管理も行います。

この一連の作業が在庫管理システムの役割なのですが、ERPシステム導入までは、それぞれの役割が分割されていたわけです。
例えば、在庫だけを管理する機能と仕入れだけを管理する機能、売上だけを管理する機能と言った感じです。

このような仕組みだったので、在庫管理機能だけ修正したものの、売上管理機能を修正し忘れてしまうと、整合性が崩れてしまいます。
管理する機能が増えれば増えるほどこういった不整合が多く発生してしまうんですよね。

こう言った不整合を解消してくれるのがERPシステムです。
ERPシステムによってこういった機能を一元管理してくれるので、一つの修正で多くの管理を同時に行うことが出来るようになりました。

今後のERPシステム

ERPシステムが世の中に登場して何年も経ちましたが、これからも益々活躍する仕組みだと思っています。
と言うのも、やはりシステム導入には一定の予算が必要になるので、すぐに導入することは出来ません。

様々な評価や経験を鑑みてようやく導入に踏み切るため、これから導入する企業も沢山あるわけです。
そもそもシステムの形態がデータベースの集合体でもあるので、その集合体をまとめて管理出来るERPシステムが注目されないわけがないんですよね。

最初にERPシステムを導入してからいくつかの開発経験があるので、機会を見てご紹介していきたいと思います。
是非、参考にしてみてください。

今回はインタビュー形式で記事を掲載してみました。またご要望がありましたら挑戦してみたいと思います

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