今回は 中小企業向けに小規模でも導入すべきクラウド在庫管理システム について記事を書いていきます。在庫管理システムと聞くと、複数倉庫を保有して、目まぐるしい物流を日々裁いているような大きい会社が持つべきシステムだと思われがちですが、実際はそうではありません。中小企業などの小規模な企業であっても在庫管理システムというのは活躍してくれる大変便利なシステムなのです。
企業規模問わず活躍する在庫管理システム
まず、在庫管理システムについては企業規模は関係なく、業種、業界にとっては必要不可欠のシステムといっても過言ではありません。なぜなら小規模であったとしても、商品を仕入れて在庫を持ち、販売するというスタンスの業務をしないといけないのであれば、在庫管理業務が必須となります。必須とはいえ、自作の在庫管理シートやエクセルを用いた在庫管理シートを利用されている中小企業も多いかと思いますが、自作であるとデメリットが多いためそこまでおすすめはできません。前回の記事でも述べた通りになります。在庫管理をエクセルで行うかシステムで管理するかどっちが良い?
従業員数が100名以上で使うクラウド在庫管理システム
今回例に出すと、例えばイオンなどの全国展開している大手スーパーなどが100名以上、いわゆる大企業が在庫管理をする場合のお話です。大手スーパーですともちろん商品点数もかなりの量になります。それに伴い物流センターも大きい倉庫でないと対応できないです。そこで働く従業員数は日々変動するかと思いますが100名以上のスタッフがピッキングや荷下ろし、検品、出荷業務をこなしています。 ここまでの規模ではさすがにアナログ管理ということはあり得ないわけで、在庫管理システム、もしくはERP、WMSなどを活用し倉庫業務をさばいています。ピッキングスタッフがハンディを持って、倉庫内で商品をカートにいれ、出荷先のトラックに積むという作業なのですが、ハンディで知読み込んだ商品がきっちりシステムに読み込まれます。また次の店舗のピッキング商品がハンディで確認できるなど、作業を非常に効率化し、凄いスピードで商品をさばいていっています。
小規模、少人数が使うクラウド在庫管理システム
一方、小規模、少人数の企業が使う 中小企業が使うクラウド在庫管理システム があります。上記で述べたような大企業が使う在庫管理システムと実はほとんど機能面は同じなのです。大企業の場合は、販売管理や、会計システムなどと一元管理されていることが多いのでどちらかというとクラウドERPの機能の中にある在庫管理システムを利用されていることが多いのですが、少人数規模の会社であればクラウド在庫管理システムだけでも十分に使えるシステムです。
特に近年で事業に力をいれている企業が多いので余計に在庫管理が大変になってきていると思います。そのため、基本の機能としてはオムニチャネル、セット商品、棚卸、WMSとの連携くらいの基本機能のある在庫管理システムが好まれます。また海外から輸入商品も入ってきていると、多通貨対応するシステムの需要も高まっています。
企業の大小関わらず機能はほとんど一緒
上記で述べたように、在庫管理システムではできることは限られているので、大企業が使っているシステムであっても、中小企業が使っているシステムでもほとんど変わりはありません。言い換えると、中小企業向けに販売されている在庫管理システムで十分力は発揮できるということです。しかしながらコストがかかるのはこのシステム以外にハンディが必要になることです。大企業が使っているようなハンディであればそれは高性能であり、1台10万以上するような製品になります。中小企業にとっては、そのような部分で費用をあまりかけたくないと思います。そこで、現在はスマホをハンディ代わりにしてバーコードを読み取る手法が流行ってきています。
このような専用の商品を取り付ける必要があります。
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在庫管理システムをERPにするか
大企業と中小企業が使うシステムについては、在庫管理システムで出来る範囲はほぼ同じですが、違いとなると大企業が在庫管理システムではなく、ERPを活用している方が多いということです。大手企業の場合では在庫管理から繋がる販売管理そして財務会計まで一通りできる為ERPを活用するメリットが大きい場合があるからです。一方中小企業の場合は、そこまで社内業務をシステムで一元管理しているパターンが少ないので在庫管理だけをシステム化にして他の業務はまた別のシステムを利用されていることがあります。
まとめ
今回は中小企業に向けて、小規模でも導入すべきクラウド在庫管理システムは必要かどうかという目線で記事を書きました。 会社の規模によっては在庫管理システムよりERPが良い場合もありますので、タイミングや会社の状況によって導入するシステムを選んで頂ければよいのではないでしょうか。いずれにせよ、アナログ管理よりはシステム化する方が業務効率化がはかれることは間違いありません。